院長のやつづかです。
春がやって来ました。桜が咲きました。新しい年度が始まりました。

入学式や入社式で、新たな門出を迎えられた皆さま、おめでとうございます。
四月に新鮮な気持ちで新しい旅立ちというのは、日本ならではの文化ですね。
四月から新年度というのは世界的に見ても、少数派らしく、欧米では入学が八月や九月であることが多いようです。グローバルスタンダードという観点からは、世界的に統一した方が良いわけですが、私は賛成しかねます。
歳を重ねてくると、小さい頃から生まれ育ってきた環境の影響を実感します。春には”桜の下で新入生”というイメージが染み付いているので、変わって欲しくありません。インターネットが発達した今、さらに国境が無くなってくれば、大儲けしたい企業にとって世界統一基準は有難い存在です。
世界が繋がり、さらに身近な存在になった今こそ、それぞれの国の文化、慣習、歴史の違いをより尊重して、守っていくべきだと思います。
最近では日本のどの都市に行っても、駅前が同じような街並みで、面白みがありません。それに比べるとヨーロッパの街並みは、独自性があって、面白いなと感じます。
人類は誕生後、地球上を大移動して、その勢力を広げて行きましたが、ほとんどの人間はその土地土地に居着いて、長年に渡って子孫を増やし、家を繋いでいきました。その土地で狩りをしたり、耕作して、その土地の産物を食料としてきました。
現代の日本は、世界中から食糧を買い集めていますが、江戸時代は鎖国中で、日本の食糧は100%完全自給自足だったわけです。戦後、海外から欧米食が入ってきてから、ガンを始めとする現代病は非常に増えました。亡くなられた小児科医の真弓定夫先生は『身土不二』を提唱されておられました。
身土不二とは自分の身体と土地とは切り離せないものである(その土地で採れたものを食べるのが自然で健康的である)という意味です。できるだけ地元で採れた野菜や魚を食するのが、健康への近道です。